最近、息子が離乳食をよく食べるようになりました。
この種類が美味しいらしく、もぐもぐと集中して食べている姿はかわいいです!笑
ターゲットで購入しているオリジナルブランドの離乳食で1つ$0.85です。
色々な野菜、果物が入っているし、簡単だし、これに限ってはコスパもかなり良いので、重宝してます。
既製品の離乳食をよしとしない空気
ときどき興味本位で、インスタで「離乳食」と調べてみたりします。すると、美しく栄養満点な離乳食の写真がズラーッとでてきます。
また、ネットで検索をすれば、離乳食のHowToもたくさん出てきます。
日にち単位で大さじ何杯単位で何をあげれば良いかまで提示されてしまうほどです。
必要な人にとってはこれらのお手本や参考情報は素晴らしいものになりますが、全て真似しようとしたり、”ちゃんとしよう”とするあまり精神をすり減らしては本末転倒だと私は思います。
そこで、今回はこのような偏った、極端な情報に振り回されないためにも、
「離乳食は手を抜くポイント」だと考える、私の食育への持論をご紹介します。
そもそも食育とは
食育とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること。
農林水産省「食育基本法」
大人でも自分の食事について考えている人は意外と少ないのが日本の現状ではないかと思います。
そもそも、食育という考え方は新しいものであり、以下の課題意識から生まれています。
経済発展に伴い、朝食の欠食、野菜の摂取不足、塩分や糖分、脂質の過剰摂取などが目立つようになり、「生活習慣病」にかかる人が増加した。
農林水産省「食育基本法」を筆者がサマリ
また、同じ空間(家)の中にいても一人で食事を摂ること=「孤食」が増えた。
孤食で育った子供は、一人で黙々と食べるためコミュニケーション能力が育たず、嫌いなものを残してもその場で注意をされる事が少なく、好きなものしか食べなくなったり、食の楽しみを感じることが出来ないため小食になってしまう恐れがある。
つまり、食育のゴールは健全な食生活であり、以下の条件を満たすことが最優先なわけです。
- 好き嫌いなく、何でもたくさん食べる(ジャンクフードではなく、野菜やタンパク質)
- 家族で一緒に食事をとる(楽しく)
つまり、
家族で楽しく、たくさん食べること
「健全な食生活」の成立には、これが一番大切なことだと理解した上で、細かい栄養バランスを考えたり、美しい手作り離乳食を作りたい!という人が、次の情報に触れるべきだと思います。
離乳食にまつわる苦悩から解放する妥協案
世の”母親”の苦悩についても、少し調べるとたくさんでてきました。
- 子どもの面倒をみながら自分で作らないといけない
- 子どもの面倒をみながら片付け、洗い物をしないといけない
- 食べてくれない
- そこら中を汚す
- ご飯で遊びだす
- 健康、栄養は大丈夫か心配
- 食育をしないといけない
私は1人で育児をしてきたわけではないですし、離乳食の手抜きをしてきたので、この大変さを身をもって知っている訳ではありませんが、辛さは伝わってきます、、、
ここで妥協を許すことで親の苦悩は減り、結果食卓が明るくなり、思い通りにいかない子どもへの対応もより良いものとなり、食育の観点で子どもにも良い影響を与えるという好循環が生まれます。
妥協とは、具体的には以下の通りです。
- 夫婦で分担する、もしくは既製品の購入
- 夫婦で分担する、もしくは既製品の購入
- 子どもが好きなもの既製品でも良いので探してみる。時間厳守で無理に食べさせないで、お腹が空いたと声をあげたときに食べさせる。
- ポケット付きエプロンを利用する。掃除すればすむ部分には寛容になる。掃除が辛いなら掃除の頻度を下げる。
- 親が食べさせてあげる。食べたくないならお腹が空くまで無理に食べさせない。
- 基本成長していれば大丈夫。あとは納得いくまで調べればよい。
- 食育の捉え方は多様だが、最重要は「家族で楽しくたくさん食べる」ことと理解する。
娘の離乳食の思い出(手抜きに至るまで)
最後に、手抜きに一直線に走っていった娘の時の離乳食エピソードを紹介します。
私もはじめは自分で作ってみたけれど、あまりの手間にそこまで時間をかける意味はあるのかと無駄な時間に感じてしまいました。
離乳食を1日2, 3回、子どもの口に運び続けるだけでも結構な時間がかかりますが、
その前後に料理、温度調整、洗い物、しかも複数品なんてしていたらそれだけで一日終わってしまいます。
他にやりたいこと、やるべきこともたくさんあったので、離乳食をきれいに作るなどという構想は即やめました。
ということで、まとめて作って製氷ケースにつめて、都度それを解凍してあげたものの、
だんだんと薬局で購入した既製品の離乳食の頻度が少しずつ増えていきました。
解凍と温度調整、洗いものだけも手間ですし、
まとめて作れるといっても、いろいろな野菜や果物を買って作るとなるとかなり手間がかかります。手を抜くといつも同じメニューなり、それもかわいそうです。
栄養面も0から自分で考える必要がありますし、子どもがその離乳食を気に入らなけらば別のものをまた調べて作る必要があります。
一方、薬局のものは栄養もあるので、選ぶだけでよくて、箱やビンを開けるだけなのでとても楽です。
種類も豊富で娘がよく食べるお気にいりも何個か見つかったこともあり、1歳になるころにはほぼ既製品をあげていました。
その頃には、親の食べるものも一部一緒に食べられるようになり、さらに楽になりました。
だんだん固いものや生物も食べられるようになり、自分で食べられるようにもなっていきます。
私は自分の食事に対しては、野菜とタンパク質を十分にとるように気を使い続けてきているので、家族みなも同じものを食べていれば健康的です。
はじめは親と同じスプーンはよくない(虫歯にならない)、といちいち別のスプーンに持ち替えたりしていましたが、それも手間に感じ、同じスプーンでもいいやと妥協したところ、ものすごく楽でした。
そして2歳になるころには、なんでも自分1人で食べられるようになっていました。
娘はエプロンの外や机にも、たくさんこぼしますが私たちは気にせず、最後に軽く掃除をしてエプロンを洗うだけです。
今でも娘の椅子の下はこぼした米やら野菜やらが乾燥したものが溜まっていますが、毎食掃除するのは手間なので、ゴキブリ対策だけした上で週に2回まとめて掃除機をするだけです。(娘の席は部屋の角でゴミが部屋に出てこない)
今はもう4歳の娘ですが、好き嫌いなく自分でなんでも食べるので、手抜きでよかったと思っています。
最近は、食事中に喋りすぎなのでよく怒られている娘ですが、楽しそうにピーマンだろうとしっかりと食べています。