今回紹介するトレイルは、オアフを象徴するコオラウ山脈の最高峰「コナフアヌイ」に登るトレイルです。
この「コナフアヌイトレイル」のスタートまでにも複数のトレイルがあり、ゴールした後にもツインピークスのもう片方へ向かうためのトレイルがあります。
トレイルの全体を通した簡単なまとめや、コナフアヌイやコオラウ山脈についてはこちらの記事で紹介していますのでご覧ください。
この記事では複数繋がっているトレイルの中の「コナフアヌイトレイル」に焦点を絞ってご紹介します。
コナフアヌイトレイル概要
コナフアヌイトレイルは、コオラウ山脈の最高峰の1つ「K2」がゴールのトレイルです。
以下の地図の紫色の線がコナフアヌイトレイルです。
コナフアヌイトレイルのスタート地点にたどり着くためには、タンタラスの丘、マノアの滝、ジャドトレイルのどこかから1時間〜2時間ほど歩く必要があります。
今回私はジャドトレイルマウンテンビュー(黄色)からスタートし、ヌウアヌトレイル(黄緑)、パウオアフラッツ(水色)を経由して、コナフアヌイトレイルを進みました。
難易度
コナフアヌイトレイル(紫)は片道3km、高低差500mほどで難易度は「上級」となります。
紫の部分だけで片道2時間弱かかります。
ジャドトレイルやマノアの滝といったスタート地点からの全行程だと往復13~14kmほどになります。
ハードな理由は長距離であることだけでなく、ぬかるみと植物により歩きづらいことがあります。
コナフアヌイトレイル体験記
コナフアヌイ(紫の道)をスタートしてすぐに、今までの道とは異なり植物が茂り道幅が狭くなります。
そして足元のぬかるみも登れば登るだけひどくなっていきます。
斜面の勾配も急になり、ぬかるみとのコンボ技でものすごく滑ります。
補助ロープが設置されている場所もあります。
急勾配を登ったあとに後ろに振り返ると、ダイヤモンドヘッドが見えます!
途中小さな広場が何回か現れるので、そこで休憩しました。
遠いですが、ゴールは見えてます。
西側を見ると、真珠湾が見えます。
道はどんどん険しくなっていきます。
ぬかるみですべり、手をつくと植物で切り傷になります。
私は今回のトレイルで手を3箇所、足も3箇所、植物で切りました。
足は半ズボンだったのがいけないのですが、、、手のひらはぬかるみで滑って手をついた先の植物に切り裂かれました。
狭い尾根道がぬかるみで満たされているので回避のしようもなく、スリップしまくりです。
ぬかるみは深いところだとくるぶしまで埋まります、、、
転倒を防ぐために体幹にも力が入り、疲れます。
ぬかるみの地面がとても柔らかいので、先人たちの踏み固めた道が階段のようになっています。
ここも滑るので歩きやすいように見えてとても歩きづらいです。
足の置場がぴったりと正確に指定されてしまい自由に身動きができないので、バランスが取れず転倒しやすくなります。
また、ランウェイのように1本の線上を歩く必要があり、この歩き方も疲れます。
次の広場に到着するころには、靴だけでなく、膝まで泥まみれでした。
途中で5人ほど、下っていく人とすれ違いました。
意外とこのトレイルへの挑戦者は多いみたいです。
頂上付近で子犬と一緒に登っている若い女性ともすれ違いました、、、!
Alltrailsには犬不可と書いてあった気がしましたが、たしかにクライミングエリアのような落下が怖い場所はほとんどなかったので、犬連れでも大丈夫そうです。
さらに登ってワイキキ方面を見ると、先ほどより綺麗にダイヤモンドヘッドが見えます。
いつもは大きく見えるダイヤモンドヘッドも、ここから見ると小さな丘ですね。笑
登っているときには、ほぼゴールの頂上が見えているので、だんだん近づいていることを感じながらひたすら歩きづらいぬかるみの道を歩き続けました。
ここがK2目前の地点です。
ホノルルの町の平地に、いびつなほど大きな山脈が乗っかっています。
そしてコナフアヌイトレイルに入ってから歩くこと2時間弱、ついにK2に到着しました!
さすがは最高峰、多くの人が見上げてきたコオラウ山脈を見下ろすことができます。
一日晴れ予報の日を選んだのですが、雲がかかってしまっているのが残念です。
ぬかるみの道が続いていることからもわかるように、このあたりは雨が振りやすく、オアフ島全土がハワイ予報の日でもだいたい雲がかかっています。
仕方ありません。
頂上では少し休み、すぐにもう1つの最高峰「K1」を目指しました。