今回紹介するのは、竹林のトレイル「ジャドトレイル」からその先の他トレイルに合流する場合の大幅な近道トレイル「ジャドトレイルマウンテンビュー」です。
このトレイルはただ距離が近いだけでなく、ジャドトレイル以上にきれいな竹林があったり、見晴らしがすばらしかったりします。(その分急勾配で尾根道なのでハードです。)
ショートカットのためだけでなく、このトレイルの竹林までを目指して挑戦するのでも、十分価値はあるかと思いますので、ぜひご覧ください。
ジャドトレイルマウンテンビュー概要
「ジャドトレイルマウンテンビュー」へのアクセスは、ジャドトレイルと同じになります。
以下の地図の青い道が、徐々に山を登っていくジャドトレイルですが(ループするルートもあります)、マウンテンビュールートは黄色いルートで、直線的に急斜面を登り尾根道を歩きます。
青コオラウ山脈最高峰に登るコナフアヌイトレイルや、パウオアフラッツ、マノアの滝へもトレイルロードはつながっており、このトレイルをスタートに様々なルートに派生させることができます。
私も初めてこのトレイルロードを歩いたのはコナフアヌイトレイルへ挑戦するためのスタート地点としてでした。
難易度
Alltrailsによると、距離1.9m、高低差264mで難易度は「中級」です。
中級とはいえ勾配の急さ、尾根道の危なさ、植物による歩きにくさ、石の上を渡って川を超える必要があったりとかなり上級に近い中級に感じます。
トイレ
トイレはありません。
トレイル体験記
私は今までに2回このトレイルをしており、1度は1人で頂上まで登り、その後娘と一緒に竹林エリア(尾根手前)まで一緒に登りました。
今回の体験記は2つを混ぜてご紹介します。
トレイル入り口まで
私はいつもバスを利用しているので、トレイル入り口まではヌウアヌパリドライブを歩きます。
この道は車も走る舗装路ですが、トレイルロードとしても十分楽しめる道です。
以前こちらの記事で紹介しているので、よろしければご覧ください。
木々のスケールが特大でまさに樹海です。
落ちている花もこのサイズ!笑
葉っぱも大きいです。脂ののった肉のような柄に見えるような気がします。
トレイルスタート
トレイルをスタートしてすぐに川を渡ります。
割と幅のある川で、滑って転ぶと危ないので、大人も犬も川の中を濡れながら歩いています。
娘はビショビショになりながらも、たくましく自分の足で川を渡り切りました。
ジャドトレイルマウンテンビューへの分岐点
分岐はわかりづらいですが、背の高い直線的な木が立ち並ぶ場所で左へ進みます。
ここでマウンテンビューの道へ進むと今まではフラットだったトレイルに傾斜が生まれるので息が上がり始めます。
この時点ではトレイルロードはしっかりしており、私は初めはこの道が通常のジャドトレイルだと思い込んでいました。
竹ばかりだった景色が少し登るとご覧の通りで、一面まったく違う木になっています。
尾根までの道のり
さらに進むと、より直線的でより背の高い木の生えたエリアに入ります。
この写真は下山時のものなので下っていますが、傾斜は少しずつ大きくなっています。
さらに進むと竹林エリアになります。
この辺りの傾斜から子どもは手を使わないと登れなくなり、下山時には座ってたってを繰り返すことになります。
大人は歩いて登れますが、汗は滝のようになり息は相当上がります。
写真だと大した傾斜ではないように見えますが、それくらい急斜面です。
竹は丈夫なので座れます。
いよいよ尾根に出る直前で、補助のロープがかかるほどの斜面になります。
娘と来た時にはここで引き返しました。
尾根道
先ほどの竹林エリアを超えるとすぐに尾根道に到着します。
左側を見ると見晴らしの良い眺めがありますが、常に見えているわけではありません。
トレイルロードが尾根の上にある時は見えますが、少し右の森の中を歩いている時には植物に囲まれており、うっそうとしています。
上を見るとこれから向かうゴールが見えます。この道を進んでいきます。
見晴らしがよくなったかと思えば、また植物に囲まれながらのトレイルロードに戻ります。
そして再び尾根に戻ってくると、より高度はあがり見晴らしもよくなっています。
ゴール!?最後は道を間違えないように!
尾根道を歩くこと30分ほどで、突き当たりにでました。
この時私はコナフアヌイに向かいたかったので、そのまま左へ進みましたがどの道を選んでも最終的に未踏の植物エリアで身動きができなくなりました。(いくつか人が歩いたであろう痕がある)
だんだんと道が狭くなり、最終的にこの道ではないと気づき戻る、ということを何回も繰り返しましたが、道はありませんでした。
そして迷うこと1時間ほどでようやく気づいたのが、ジュドトレイルにもどるように一旦右に戻る(地図上の左方向)道を行かないと、トレイルロードに合流できないということでした、、、
トレイルロードに戻ったときにはあまりの道幅の広さと平さに感動しました。笑
これでジュドトレイルマウンテンビューはヌウアヌトレイルに合流し、ゴールです。
この軽い遭難によって無駄に体力と時間を使い、コナフアヌイは諦めようか迷うほどの失態でした、、、
みなさんも遭難には気をつけてください。