昨日、「天国への階段」として知られるHaiku Stairsを解体、撤去する方向で進んでいるというニュースが出ました。
衝撃的なニュースでSNSで多くの人がシェアしており、私の目にも入りました。
これが元の記事です。
「Final environmental impact statement renews call to dismantle Haiku Stairs」
Haiku Stairsは違法トレイルで登ることは禁止され続けているにも関わらず、その絶景見たさに多くの人が登り続けてきたトレイルです。
私も一度調べてまとめているので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
今回の記事の内容
- ホノルル水道局(BWS)は階段の撤去か、別の都市機関への引き渡しを検討してきた。
- 理由は階段の保持・維持費用とセキュリティ費用削減のため。
- しかし、別の機関への移管の検討は進捗がないため、撤去に踏み切る。
- 撤去費用は100万ドルと想定している。
- ホノルル市長は別の都市機関への移管の可能性を議論する意思を表明している。
- BWSは、最終決定が4月か5月の理事会でなされる可能性があると表明している。
感想と今後の予想
この話自体は過去からずっと続いている話ですが、水道局としては負債が増える一方なので、早くHaiku Stairsを手放したく、ついに具体的な期日を表明したという感じです。
以前から、解体撤去の場合は2022年に撤去完了予定という数字が出ていたので、妥当なスケジュール感だと思います。
私もつい先月、2019年末にこのHaiku Stairsを合法ルート(モアナルアバレースタート)で見てきたばかりだったのですが、本当に素晴らしかったです。
もし解体撤去が実現されてしまえば、モアナルアバレーから合法ルートで登ったとしても、天国への階段は見ることができなくなってしまいます。
それでも十分な絶景だとは思いますが、大人気の階段がなくなってしまうことは残念です。
しかし、近隣住民の苦情や起きているトラブル、他にも閉鎖されたトレイルがあることなどを踏まえると、個人的には解体・撤去で決定する気がしています。
Haiku Stairsを拝みたい人は、モアナルア側から2020年中に登っておくのが良いのではないでしょうか。