トレイルは何度もしてきている私と娘ペアですが、今回はついに知る人ぞ知る「ピンクピルボックス」を踏破しました!
最近はインスタ映えスポットとして有名になり、観光客も足を運ぶようになっているトレイルです。
この「ピンクピルボックス」からの眺めはとても綺麗で、トレイル自体も初級者向きです。
しかし、如何せんオアフ島西海岸なので遠いです。
また、「治安が悪い」というイメージもハードルの一つになっていると思います。
今回はこの「ピンクピルボックス」に登ってみてどうだったのか、紹介していきます!
こちらまだ見ていない方はこちらからぜひご覧ください。
ピンクピルボックスの正式名称は「Pu’u O Hulu」
ピンクピルボックスは日本で呼ばれている愛称で、正式には「Pu’u O Hulu」という山登りになります。
ピルボックス名はその地区の名前から、「マイリピルボックス」と呼ばれます。
「Pu’u O Hulu」山頂には4つのピルボックスがあり、下から3つめのピルボックスが「ピンク一色」に塗られているため、ピンクピルボックスの愛称が定着しています。
このマイリピルボックストレイルは、傾斜もきつくなく、足場もそこまで悪くなく、距離も長すぎず、初級者向きです。
ただ、周りに植物が多いので、てんとう虫やハエ、ガなんかはたくさんいました。
実害はなく、私は気になりませんでしたが、「虫が大嫌い」という人にはオススメしません。
登山口の場所はどこ?
私は基本「google map見ればどこでもいけるだろう」と考えているので、今回のトレイルも大して調べずに行ってしまいました。
google mapで目的地を「Pu’u O Hulu」にセットしていたので、バスを降りたところが、緑の側の左下でした、、、
すると、見える景色はこんな感じです。
壁じゃん!笑
この面からは登れなそうですね、、、
クライマーの私からしたら、この面から登ってみたいのが正直なところですが、、、
崩れやすい岩だったりとか、ハワイ観光局が保護しているとかで、この面は登れないのでしょう。
少し歩くと親切な看板がありました。
次のライトでライトに曲がれば良いみたいです。
次の信号で右に曲がると、この黄色いカウカマロード上を進むことになります。
カウカマロードを少し歩くと、何台か車が路駐しています。そこにトレイルの入口がありました。
看板とかはありませんが、ここが入口でした。
トレイル前にトイレは絶対に行くべし
ピンクピルボックストレイルは、大人だけでサッと登って帰ってくる分には1時間半くらいです。
ですが、ホノルルから西海岸まで車で来るのに1時間ほどかかりますし、帰りもまた1時間かかります。
私たちはザ・バスで片道2時間弱、さらに3歳の娘も一緒です。
よって私たちであれば、トレイル前後でトイレは必須となりますし、
大人だけで登る場合でも、トレイル前か後にはトイレに行きたくなるでしょう。
安心してください!トイレはすぐそこの海辺の公園の中にあります。
この緑の屋根の建物がトイレです。
ちなみに、他のビーチパークでもだいたいトイレはこの形、この色で同じです。
行く人は先ほどの地図と合わせて探してみてください。
マイリピルボックストレイル スタート!
マイリピルボックストレイル序盤の足元は、石の上に砂です。
大きな段差は少なく、傾斜もゆるいので、子どもも1人で歩けますが、滑ることがあるので気をつけましょう。
背丈の高い植物が茂っている中に狭い道が作られています。
娘にとっては植物の背丈が高すぎて、少し先しか見えない迷路です!
とっても楽しそうでしたが、顔に草が当たるのでくすぐったいみたいです。
私は始めは上裸で登っていましたが、植物か虫かわかりませんが、チクチクすることが何度かあったので、途中から服を来て登りました。
他のトレイルをしている人を見ると、何人か上裸の人がいたので、そこまで危険な虫はいないと思います。
幸い、今回はトレイルを始めてすぐに天気は曇り、そこまで暑くない中登れました。
途中大きな倒木がありました。
切り口や枝の一部が焦げていたので、雷でも落ちたのでしょうか、、、
そして、登り続けることたったの10分、すでに見晴らしはかなり良いです。
家が直線的に並んでいます。
道中の危険な箇所・注意点を紹介
こんな調子で、今回のトレイルは娘が手をつながずに1人で歩くことができる部分も多く、難なく登りきれました。
しかし初級者向きとは言え、気を抜けない箇所もいくつかありましたので紹介します。
滑ったら落下してしまうポイント
何度か、足をすべらせて落ちたら重症になりそうな切り立った絶壁の上を歩く地点が現れます。
子どもと一緒の場合は、先を走らせたりせず、手の届く距離にいた方がよいでしょう。
落石
足元に大きな石がごろごろと転がっているということは、別の登山者がそれを落とせば下にいる人に当たってしまう可能性があります。
また、このようなちょっと怖い形状をした火山岩も登山道にはあります。
木の根があるのでそう簡単に崩れたりはしませんが、特に雨の日は前日が雨だった日などは、上にも注意しておきましょう。
ヘルメットをかぶることが一番の対策です。
ヘルメットがない時に落石にあってしまった場合は、頭だけは守りましょう。
虫
これは別に危険ではありません。
ガとハエは10匹ずつ、てんとう虫は50匹くらい見ました。
時期的なものもあったのかもしれませんが、頂上付近にはてんとう虫がかなりいますので、
てんとう虫嫌いな方はトレイルを断念したほうが良いかもしれません。
ピルボックスに到着!
入口から40分ほどで、一つ目のピルボックスに到着しました!
1個目のピルボックス
シンプルなデザインのピルボックスです。
ピルボックスは中に入るとができますので、中に入ってみます。
中は黄緑色の壁に派手な絵が書かれています。270度の窓があり、ここから外を見ることができます。
そして、ピルボックスは上にも登ることができます。
上には果てしない海をみながら休んでいる2人がいました。
2個目のピルボックス
1個目のピルボックスから見上げると、すぐそこに2個目のピルボックスはあります。
赤青白のボーダーで目立つデザインです。
上に観光客がたくさん乗ってます。
娘はピルボックスの中が大好きです。
絵をみたり、おままごともします。笑
このピルボックスは一番大きくて、中も広いです。
四角形ではなく、8面くらい壁がありました。
この2個目のピルボックスから続いている崖の先に行くと、崖と海だけの写真が撮れるみたいです。
落ちたら嫌なので私たちはそこでは撮りませんでした。
3個目のピルボックス
2個目のピルボックスから見上げると、3個目はまたすぐそこです。
いよいよ来ました、「ピンクピルボックス」です!
ドアが固く、入れないかと思いましたが、力を込めて引くと空きます。
中には色々な落書きがあります。
定期的に落書きは落とされていて、最近落とされたばかりなようで、2019年と書かれたものばかりでした。
「旅猿」と書かれていたり、よくみると「カービィ」もいます。笑
そして、この写真は天井です。
電球の絵が書かれていますね。笑
他のピルボックスもこんな感じで、面白いギャグのような絵や知っているものが描かれていたりします。落書きもみてみると良いかもしれません。
そして、これがピンクピルボックスの上です。
結構色がくすんで剥がれているようにも見えますが、「P」と描かれています。
登って写真を撮ってもらうと良い感じになります。
ここに登るのは少し難しく、手を借りて登った女性が降りられなくなって困っていたり、着地と同時に転ぶ人もいました。
下にある石はただ積んであるだけなので、揺れるし崩れます。
気をつけましょう。
私が行った時には、ひとっ飛びでこの高さを跳び乗り、上でバク宙して、降りる時もなんか回転しているパルクーラーがいました、、、
4個目のピルボックス
3個目から4個目のピルボックスへ行くには石でできた尾根を歩いて行く必要があります。
これは4個目に到着してから来た道を撮った写真です。
ご覧の通り、細い道で左右は超急斜面、頂上なので風も吹き付けます。
距離もそれなりにあります。
尾根を歩いている時に下を見ると、、、
道路まで直通です。笑
ここに落ちたら死にます。
私は、行きは手を繋いでもし娘が転んでもぶら下がる状態で、帰りは抱っこで行きました。
無理をしないで3個目までという判断もアリだと思います。
4個目の外見はこんな感じで、普通です。笑
この水色Tシャツの人がパルクーラーです。
ここではサイドフリップしていました、、、
3個目から4個目の間の危険な尾根も駆け抜けていました、、、
パルクーラーの度胸はすごいですねー
そして、中はこんな感じでした。
鮮やかな色の面白いキャラクターが描かれていて、絵はこのピルボックスが一番好きでした。
下山はすべる
このトレイルに限らず、下山時のほうが滑ります。
気をつけましたが、娘も何度か転びスネを少し擦りむいてしまいました。
石の上に砂が乗っている足場は特に気をつけましょう。滑って硬い石に頭を打ったら最悪です。
無事下山したら再びトイレに行き、帰りのバスに乗りました。
帰りのバス停はトイレの真ん前なのでちょうど良いです。
帰りのバスから見ると丸っこくてプリンみたいでした。