オアフ島で、今まで行ったことのない絶景ポイントや観光地はないかなーと調べていると、もうだいたいの記事は行ったことがあるところの紹介となってきました。
そんなある日、日本人向けツアー会社のインスタで写真を見ていると、洞窟から絶景が写っている写真があるではないか!
なんだここは、、、
どうやら「マクアケーブ」(Makua cave)という洞窟のようです。
マクアケーブは山が掘れて道路沿いに大きな穴があるだけで、山の上にはないかと思い興味がなかった場所ですが、こんな絶景が見れるとは、、、
ということで、急遽行ってみることにしました!
マクアケーブまでバスで行く方法(徒歩が多く大変!)
マクアケーブはオアフ島の西北端「カエナポイント 」の手前にあります。
西海岸をひたすら北上していくのですが、バスは途中の「マカハ」が終点です。
終点のマカハから1時間ほど歩く必要があります。
まずは、ルートCのザ・バスに乗り、マカハまで2時間ずっと座っています。
ハイウェイでは、はっきりとした虹が見えました!
最近は毎朝、毎晩雨が降っているおかげで、毎日虹が出ています。
2時間後、終点のマカハに到着すると山が見えました。
西海岸から見える山はどこもこんな感じです。
車もあまり通らない一本道を1時間、北に歩き続けます。
車はあまり通らないので、道路の真ん中からずっと続く道を撮影しました。
すぐ左は海なので、波の音がずっと聞こえてきます。
このあたりの道路は直線で車が少ないため、車はすごいスピードを出して通って行きます。
ブレーキ痕がそこら中にあるのですが、見たことがないほどド派手です、、、笑
道に何か落ちていますが、その両側にあるブレーキ痕が完全にアウトですね。
草に突っ込んだんでしょう、、、
このブレーキ痕はスリップでもしたのでしょうか。
道はまっすぐですが、天気は曇ったり晴れたり、霧雨が降ったりで、風も心地よいです。
絶好のハイキング日和でした。
夏の晴れた時だったらこの道を1時間歩くのはきつそうです。
北に行くにつれてホームレスが増えて行きます。
車のパーツやテントでできた家が並んで住宅地と化しています。
途中、ビーチにも少し寄りました。
誰もいなくて、広いビーチは西海岸ならではです。
娘は広い貸切ビーチに喜んで駆け抜けていきました!
ビーチへ寄った後はふたたび北へ歩きます。
マクアケーブまであと15分の地点で道路工事をしており歩道がなかったため、工事担当者の人にマクアケーブまで車で送ってもらいました。
ラッキー!
マクアケーブに到着
「ここがマクアケーブだよ」と言われ車を降りると、やはりマクアケーブは道路沿いにある洞窟でした。
どうやらマクアケーブは、この道路沿い「Makua cave」と上にある「Upper Makua cave」の二つがあるようです。
写真だとわかりづらいですが、この洞窟はとても大きいです。
観光客も多くいます。
奥へも深く続いています。
奥へ行けば行くほど、天井から滴り落ちる水が多くなり、途中から足元が水浸しでした。
濡れない範囲で奥まで行って、入り口の写真を撮るとこんな感じです。
娘は暗くて静かな洞窟でも怖くないそうで、ワクワク楽しそうでした。
絶景”上の”マクアケーブへ
上のマクアケーブへは、マクアケーブから道路沿いに少し北上して山に入るようです。
愛用しているAll Trailsのマップを開きながら歩けば、自分の位置もマップ上にポイントされるので、迷うこともありません!
距離は全然ないのですが、勾配が急で難易度はハードです。
この距離でハードは初めて見ました。
入り口はこのスピードリミットの看板の手前にありました。
私はAll trailsのマップを見ながら歩き、点と線が重なったら入り口が現れたので、簡単に見つけられましたが、超絶わかりづらい入り口です。
道が狭く、草をかき分けて進みます。
私の目線だととても綺麗ですが。
娘は頭まで草に埋まって大変そうです。笑
少し進むと急勾配の岩場が続きます。
傾斜は急ですが、足場は大きくはしご状になっているため登りやすいです。
途中雨に振られましたが、すぐにやんでまたまた虹が見えました。
何度か分かれ道がありましたが、基本右に進めば洞窟に到着です。
最後の分岐、左に行ったらつかなかったかと思うと少し怖いですが、インスタの写真から洞窟のだいたいの位置はわかったので迷わずゴールできました!
この洞窟ではなく、その隣に大きな洞窟があります。
じゃじゃーん!
これは、すごい絶景です、、、
天気も晴れてくれて、オアフ島の端っこ「カエナポイント」まで見渡せます。
洞窟の外にも良いスポットがあったので撮影しておきました。
帰りはきた道を戻ります。ワイアナエ山脈も見えました。
途中、娘は一回転んでしまいました。
泣いちゃったので急な岩場は抱っこで下山しました。
片道30分で無事入り口まで戻ってきました。
勾配こそ急ですが、距離は短く景色はまさに絶景、最高のスポットでした。
上のマクアケーブは立入禁止区域
そして帰ろうときた道を戻ると、すぐに警告看板がありました。
進入禁止です。
トレイルの入り口には立っておらず、この辺りにも入り口らしき空洞が多くあるので、トレイル入り口を間違えないように警告してくれているのかと思い、気にせず帰りましたが、、、
実は、私の登ってしまった上のマクアケーブが立入禁止でした、、、
帰宅してから少し調べると、見つかると罰金刑になるようです。
All trailsにもPRIVATE PROPERTY、登ろうとしないでくださいと書かれていました。
Haiku Stairsと同じですね。
Haiku Stairsは合法的に登る方法がありましたが、こちらはないようです。
自分は登っておいてなんですが、静かで美しい聖地へ観光客が押し寄せることは、私も残念なことだと思います。
現に道路沿いのマクアケーブの洞窟の中はゴミだらけでしたからね、、、
最悪です。
観光客が押し寄せる以上、そうなってしまうのです。
上のマクアケーブはこのまま立入禁止で良いと思います。
インスタをみる限り普通に行っているツアー会社はあるようですが、上のマクアケーブは綺麗でした。汚さずに敬意を払ってツアーを開催している会社は個人的には別にいいと思います。
私も生涯で一度拝めただけで満足です。
たぶん、もう行かないと思います。
帰りもマカハまで1時間の徒歩
絶景を満喫した後は帰るために再びまっすぐな道を1時間歩きます。
車は猛スピードで走り抜けます。羨ましい、、、
google mapで徒歩1時間近くと表示されるところ、車では2分でした。
車、早すぎないか、、、?と思っていると、
まさかのAutobahn(速度制限のないドイツの高速道路)でした。笑
トレイル入り口の標識は45が少し顔を出していましたが、速度制限の看板の数字は全部隠されていました。笑
これはハワイ州が下した判断なのか、誰かが勝手にやったのか、、、わかりません。
西海岸のロコも優しい
少し歩くと、車に住んでいる様子の歯のほとんど抜けた現住民っぽい方からクーラーボックスで冷やしていたペプシを2本もらいました!
大丈夫と伝えましたが、持って行きなさいと、言ってくれました。
西海岸の人たちは子どもをすごく可愛がってくれますし、みんな優しい印象があります。
行きも何人か声をかけてくれましたし、ホームレスの人たちも挨拶してくれます。
帰りのバスはなかなかこなくて20分くらい待ちました。
待っている間に、バス停のすぐ横の庭を掃除するおばあさんも色々と話かけてくれました。
いまいち会話を理解しきれませんでしたが、子どもは宝物で、若いのに育ててえらい。
というようなことをたくさん言ってもらいました。
治安が悪いと評判の西海岸ですが、今までなんども西海岸の人には良くしてもらっています。
私は現住民と違いのない日焼けに髪型に服装をして、娘はトレイル後はいつも泥まみれで、2人とも笑顔で挨拶をして、このペアだから西海岸だろうと溶け込むことができるというのもあるんだろうな、と思います。